おーい、えび。

えびのたわごと

読んだ本の紹介

【再投稿】役所から始める在野研究のご紹介

筆者は官僚を休職して社会人学生をしている。 今日のテーマは、在野研究のご紹介ということで、大学や研究機関に属さずに研究するという酔狂な趣味のありかたをご紹介したい。*1 目次 1.在野研究を始めたきっかけ 2.実際にやってみた 3.初めての方への…

【厳選】2023年に読んで面白かったマンガ3選

今年も残すところあと2日ということで、今年読んだマンガを振り返りたい。 イギリスに留学して1年が過ぎたが、相変わらず『呪術廻戦』や『チェンソーマン』、『怪獣8号』あたりはずっと読み続けている。果たしてジャンプから卒業する日は来るのだろうか。…

漫画の感想文って難しいよね。まだ完結してないやつが特に。

漫画がとても好きで感想文を書きたいけど、普通の本よりも難しい気がしてなかなか筆が進まない。 書きたいのに書けないもんだから、観念して、書けないということを書くことにした。 〇 字だけの本と漫画とは何が違うんだろうと考えてみる。 漫画には画もあ…

【読書感想文】恋バナは読めないけど「三四郎」は読める

夏目漱石の「三四郎」を大学生の時以来ぶりに読んだ。 久しぶりすぎて忘れていたが、三四郎はジャンルでいうと恋愛モノだったのを思い出した。筆者は恋愛系の小説やドラマは蕁麻疹がでるくらい苦手なので近頃はめっきり遠ざけていたのだが、不思議と拒否反応…

J. P. ホーガン「星を継ぐもの」~ド定番だろうが古典だろうが真に面白かった本だけを紹介していく~

ド定番だろうが古典だろうが真に面白かった本だけを紹介していくシリーズ。今回はJ.P.ホーガンの傑作SF「星を継ぐもの」をご紹介する。 www.kinokuniya.co.jp あらすじ 【星雲賞受賞作】月面調査員が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。綿密な調査の結果…

大人になったら少年ジャンプ卒業してヤンジャンを読むと思っていたけど、実際大人になったら両方読んでいる

タイトルを銀〇風にしてみました。すみません。 〇 僕は無類のマンガ好きだ。 週末は一日にたぶん10~20巻以上は読んでいるので、年間どれくらいの時間を費やしているのか計算するのも恐ろしい。 小学生の頃から本やマンガだけは買ってもらえる恵まれた環境だ…

紙の本が読みたい。星新一とか。 ~留学生の苦悩~

留学している方にとって共通の悩みの1つは紙媒体で日本の書籍が手に入れられないことではないだろうか。 本は重い。船便で送るにもお金がかかるし場所も食う。ということで、留学先にはほんの一部だけを送って残りは実家に残してきてしまった。 普段はKindl…

小林泰三「玩具修理者」~ド定番だろうが古典だろうが真に面白かった本だけを紹介していく~

ド定番だろうが古典だろうが真に面白かった本だけを紹介していくシリーズ 今回は小林泰三の「玩具修理者」をご紹介する www.kadokawa.co.jp あらすじ 玩具修理者は何でも直してくれる。独楽でも、凧でも、ラジコンカーでも……死んだ猫だって。壊れたものを一…

国防関係のマンガ・文学って意外とある

ウクライナとロシアの戦争が始まって以降、これまで読んだことがなかった国防関係のコンテンツになかば無意識的に手を出し始めた。 恥ずかしい話だが、戦争をしているのが日本と国境まで接しているロシアという国であっても、未だにウクライナとの戦争は他人…

和田竜「のぼうの城」~ド定番だろうが古典だろうが真に面白かった本だけを紹介していく~

ド定番だろうが古典だろうが真に面白かった本だけを紹介していくシリーズ 今回は和田竜の「のぼうの城」をご紹介する www.kinokuniya.co.jp あらすじ 戦国期、天下統一を目前に控えた豊臣秀吉は関東の雄・北条家に大軍を投じた。そのなかで最後まで落ちなか…

森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」~ド定番だろうが古典だろうが真に面白かった本だけを紹介していく~

ド定番だろうが古典だろうが真に面白かった本だけを紹介していくシリーズ 今回は森見登美彦の「夜は短し歩けよ乙女」をご紹介する。 booklive.jp あらすじ 「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭…

伊藤計劃「虐殺器官」~ド定番だろうが古典だろうが真に面白かった本だけを紹介していく~

ド定番だろうが古典だろうが真に面白かった本だけを紹介していくシリーズ。 今回は伊藤計劃の「虐殺器官」をご紹介する。 www.kinokuniya.co.jp この本のクオリティには本当に度肝を抜かれた。 まずSFの生命線でもあるリアリティ。戦場の砂埃や温度、臭いま…

殊能将之「ハサミ男」 ~ド定番だろうが古典だろうが真に面白かった本だけを紹介していく~

ド定番だろうが古典だろうが真に面白かった本だけを紹介していくシリーズ。 今回は殊能将之の「ハサミ男」をご紹介する。 bookclub.kodansha.co.jp いきなりだが、僕はかなりのビビりである。加えて、指を切って血が出たという話を聞いただけで顔をしかめた…

高野和明「ジェノサイド」 ~ド定番だろうが古典だろうが真に面白かった本だけを紹介していく~

ド定番だろうが古典だろうが真に面白かった本だけを紹介していくシリーズ。 今回は高野和明の「ジェノサイド」を紹介する。 www.kadokawa.co.jp まず申し上げたいのは、この本をまだ読まれていない方は本当に幸せだということである。僕が改めて書き立てるま…

京極夏彦「姑獲鳥の夏」 ~ド定番だろうが古典だろうが真に面白かった本だけを紹介していく~

まえがき 僕は読書が好きだが、月に数冊しか読まない。理由は単純で、読むのが遅くて時間がかかるからだ。そういうこともあって、自分の中で読書は映画などと同様に、少しリッチな時間の使い方だと考えている。 だからこそ、読む本は慎重に慎重に選ぶのだが…