大谷選手の結婚や通訳の方の報道を含め、有名人への取材姿勢が目に余る。
プロ野球選手会はプライバシーの尊重を求める声明を出したそうだ。皮肉なことに、そのニュースを報じた新聞社のニュース欄には大谷選手の記事が上から下までずらりと並んでいた。
需要と供給の世界だから、そのようなプライベートな情報を求めている消費者が大勢いるんだろうなとは思う。自分にとっては心の底からどうでもいいので、下世話なニュースは極力見ないようにしている。
だが、これだけ下世話なニュースが流されている裏では、切り捨てられて報道されなかった世の中に有益な情報もきっとあって、その分だけ間接的な不利益をこうむっている気がしてならない。
日本のマスコミってここまで俗っぽかったっけか。
マスコミが『国民の知る権利が~』とか『報道の自由が~』とか言ってるのをよく聞くけど、権利って義務を果たすからこそ行使できるもののはず。プライバシーの保護はマスコミの義務ではないのだろうか。
まあ今に始まったことではないのだが。