この記事は官僚である筆者が自主休職して社会人博士を目指す様子をお届けする雑記帳である。
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今日は博士課程で必要になる英語力について書きたいと思う。
結論から申し上げると、実際に留学先でぶっちぎりの圧倒的に重要な能力は聴くと話すの2つに限られることが分かった。
その理由は、この2つの能力はAIの力を頼れず、自力が求められる機会が多いからである。
現在世の中にはAIを駆使した英語力サポートツールが非常に充実している。例えばOtterというアプリは音声から自動文字起こしをしてくれるので、状況によってはこういうツールも聴く能力の補助として使えるかもしれない。
しかし、授業や指導教官との打合せ、学会発表、カクテルセッションなど、いちいち文字起こしを見てから話すというのが難しい状況にはいくらでも遭遇する。そして、話す能力に関しては残念ながら有力なサポートツールがないのが現状だ。
それに対して、書く、読むの2つに関してはdeepl翻訳というのが有名で、クオリティが高い。そして、書くと読むのどちらも自分のペースで時間をかけて行う作業なので、何の遠慮もなくこのツールを使用することができる。
一からdeepl翻訳を使わない場合であっても、Grammarlyという別のツールがあり英語で書いた文章の文法やスペルミスなどを指摘してくれる。
ということで、これから留学を目指す方は必要な語学試験のスコアを取得できた後は読むと書くの訓練は一切やらず、聴くと話すの2つの能力に全振りするくらいの勢いで注力されることをオススメする。
感覚的なところだと、ネイティブとの会話についていくにはIELTSで言えば少なくともリスニングは8.0以上、スピーキングは7.5以上は欲しいところだ。足切りの7.0くらいで満足していた僕のような状態で留学すると非常に苦労するので、読者の皆さまにおかれては反面教師としていただきたい。
(続く↓)