おーい、えび。

えびのたわごと

お花見を構成する要素

ここ数年、お花見に行けていないのが大変残念です。

 

筆者は元々上野のあたりに住んでいたので上野公園の桜を毎年楽しみにしていました。

しかし、2020年からコロナが始まり、今年はようやくマスクが外せるようになったものの、当の自分はイギリスに移住しているという始末。

 

後半は自業自得なのですが、やはりこの時期はお花見がしたい…。

 

 

実を言うと、イギリスにも桜の木はちらほらあります。なので、やろうと思えばお花見もできなくはない。

 

ですが、何かが日本と違い、そそられないなー、という感覚があり、その理由を考えて思い当たったのがタイトルにもあるお花見の構成要素です。

 

小難しく書いてますが大した話ではありません。

 

要するに、お花見をお花見たらしめている要素は、①大勢の人が発散するワクワク感、②桜と太陽、③お酒とごはん、この3つなのではないかと。

 

 

①が実は最も重要かもしれません。

お花見で皆が楽しみにしているのは、寒い冬が終わってようやく暖かい春が来た、あの解放感ですよね。

まだ少し肌寒いけど春らしいオシャレをして行こうか、とか、何を持っていこうか、とか。

皆が皆、ちょっと浮足立ってソワソワしてワクワクしているあの感じがたまらなく好きなのです。

イギリスでは残念ながらお花見という習慣はないようで、あの大勢の人が醸し出す雰囲気は味わうことは難しいでしょう。日本うらやましい。

 

②の桜と太陽も上に書いたこととちょっと似ています。

やっぱり春の風物詩なので、ほんのり薄ピンクの風景に青空が広がっていてほしいですよね。下が芝生であればパステルカラー3原色がそろってなお良しです。

 

イギリスは本当に曇りの日が多いので空は灰色ですし、何ならこの3月にも雪がちょくちょく降るくらい寒いです。そして、なぜか桜が一斉に咲かずにちらほら咲きます。(私の住む地域だけ?品種の違い?)いずれにせよ、あのいかにも春らしい風景は日本独特なのかなと思います。

 

③そしてなんといっても花見と言えばお酒とご飯ですよね。

花より団子の言葉のとおり、結局楽しみにしているのはこれなんです。あの景色と雰囲気のなかで気の置けない友人たちとわいわい飲むお酒のうまいことと言ったら。

ビールと揚げ物で始めて、後半戦は日本酒とちょっといい缶詰なんか開けたりして。

 

 

個人的には次に日本でお花見ができるのは2026年になりそうです。実に7年越し!

それまではイギリスの文化を楽しんでいきたいと思います。

 

それでは。