大学の中間試験が一段落したので、気分転換をかねてロンドンにあるナショナルギャラリーに行ってきた。
ナショナルギャラリーはイギリス最古の国立美術館で、繁華街の真っただ中にある。アクセスしやすいのでこれまで3回ほどお邪魔している。平日でも土日でもだいたい10分ほど並べば入ることができる。
展示品は2000点を超えるそうだ。僕は体力がないので、好きな作品だけいくつかベンチからゆっくり眺めて帰ることにしている。
特に好きなのは印象派の作品だ。明るくて、あまり背景知識がなくても楽しめるので気に入っている。こちらはあまり知らない画家さんの絵だったが、色使いも含めてどことなく日本の風景を連想させる(モチーフはイタリアの岩山)。
印象派の絵が集まっているコーナーにゴッホの絵もいくつかある。ゴッホ自身はポスト印象派と呼ばれているんだとか。特に柵みたいなもので仕切られているわけではないので、近くから特徴的なタッチを見ることができる。
イギリスではナショナルギャラリーを含む多くの美術館や博物館が無料で開放されている。「芸術は大衆のために。」とのことらしい。僕のような貧乏学生にとっては大変ありがたい話だ。
ちなみに僕の美術の知識は漫画由来のものがほとんどだ。細野不二彦のギャラリーフェイクや、穂積のさよならソルシエなどが大部分を占めていると言っていい。興味のある方はぜひそちらも手にとっていただけると幸いである。
日本から来られる方は行きのフライトを活用して漫画で予習していただくのも一興だ。