この記事は官僚である筆者が自主休職して社会人博士を目指す様子をお届けする雑記帳である。
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渡航までおよそ2か月となった時期から家探しを始めた。
ロンドンでの家探しのブログはたくさんあるが、こちらの記事が網羅的でよくまとまっていた。
苦難の始まりは9月から
僕もここにあるmixBという日本人向けのサイトや、現地の人が使うRightmoveやSpareRoomで探し始めたのだが、まあ物件がない。私費留学でお金に余裕もないので、月850ポンドくらいまでの物件を探していたこともあり、なかなか気に入る家がなかった。
しかもロンドンの9月~10月が引越しのハイシーズンだということもあって、良い条件の物件は文字通り一瞬でなくなっていく超売り手市場。物件情報がHPに載ってから1日単位どころか数時間で決着がついている世界だったので、現地にいてすぐ内見できる人の方が圧倒的に有利だし優先されてしまった。
日本から遠隔で家を決めておきたかった僕は毎日物件をチェックし、掲載日にすぐオーナーにメールしていたが、基本的には「もう決まっちゃいました」というのがざらだった。
とにかくたくさん希望を出して、その中から1つでも引っかかればよいというスタンスで行かなければとても見つけられないのが分かってはきたものの、土地勘のない町で大量の物件から治安やアクセス、共用範囲(イギリスは複数人のシェアが多い)、その他制約(女性限定)などを吟味して数を打つのは正直かなりしんどい作業である。
あまりに競争率が高すぎて疲れ果ててきた僕は、少し先にイギリスに留学した官庁の先輩に相談した。
そして紹介されたのが、以下のJTECPCという代理店だった。率直に言って、この代理店にお願いしたのは僕の物件探しにおいて間違いなく大正解だった。
サービスの内容
僕が選んだのはスタンダードコースで996ポンド(日本円で今だと17万円ほど)。大きな出費だったが、この社長の西島さんという方が最初から最後まで家探しを毎日全面サポートしてくれるというサービスを踏まえると納得できる金額だった。
物件探しについては基本的にLINEで(もちろん日本語で)やり取りする。希望する条件を細かく伝えると、その日から条件に合致しそうな物件をRightmoveやSpareHouseで探してURLを次々と送ってきてくれる。
上にも書いたように、どの物件が条件にあっているかをスクリーニングする作業は土地勘がないと相当手間だし、治安などの情報は物件サイトではフィルターが掛けられないが重要である。その点をお任せできるのはかなり時間の節約になった。
また、自分が知らない郊外の町まで候補に入れて探してもらえるのもよかった(実際、僕は最終的にはロンドン市内ではなく少し郊外の町に住むことを決めた)。
気に入った物件が出ると、西島社長がそのオーナーに内見希望を出すところからすべて代理で連絡してくれる。物件の契約にあたっては数十ページある契約書を日本語訳しつつ気になるポイントをリストアップしてくれた。
僕の場合は保証人を立てるにあたり、物件オーナーが指定したHousing Handという英国の保証業者(これは最低だった…)と面倒なやり取りが発生したのだが、そのやり取りも仲介してくれたし、埒が明かなくなった際は直接先方のオフィスまで行ってくださった。
入居日にも現地で立ち会ってもらえるので、安心して臨むことができた。(立ち合いは要らないという人は少し安いベーシックコースでもよいかもしれない)
サービスを利用しない方でも、上で紹介したHPにはイギリスの現地事情がたくさん記事として載っているので、一見の価値はあると思う。
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