おーい、えび。

えびのたわごと

人の取扱説明書をAIが作る日

バファリンの半分は優しさでできているという。では僕の構成成分はどうだろうか。

 

人の感情には、楽しみ、怒り、悲しみ、恐れ、嫌悪の5大要素があるそうだ。これを円グラフにしたものがこちら。

 

このように、何かの出来事に対してどの感情がどれくらい表れるか、それが積み重なったものを性格と定義することにしよう。

 

僕の場合は「怒り」が一番大きな割合を占めることになりそうだから、怒りっぽい性格と言えるかもしれない。終始ニコニコして過ごせる穏やかな性格の人は「喜び」の割合が大きくて「怒り」や「嫌悪」が少ない人かもしれない。などなど。

 

これを書いている2023年現在でも、人の感情をしぐさや表情筋などから診断するAIが既に実用化されている。技術革新が進めば、アップルウォッチ的なもので体調と同じくらい簡単に感情の測定もできるようになるかもしれない。

 

そして、感情のモニタリングを長期間続けていくと、上のようなグラフが出来上がる。科学に基づいた性格マップと言えるだろう。

 

性格マップを蓄積していけばどういうタイプの性格同士が相性が良いかを高精度で予測できそうだ。職場の人事やマッチングアプリなどには当然応用できるだろうし、悪用されれば詐欺にかかりやすい性格の人の特定や、洗脳などの犯罪行為にも転用可能だろう。

 

実際には感情は更に細かく46種類に分けることが可能だという。それらを細かく分析することができれば、それはもはや我々個人の取り扱い説明書といえるものになるだろう。どんなビジネス書にも載っていない、●●課のAさん、Bさんという個人単位でのうまい接し方、トリセツだ。

 

……と、想像を逞しくしてみたが、我々が生きているうちにAI技術は実際はどこまで進むだろうか。今の僕には「楽しみ」と「恐れ」が半分ずつといったところだ。