おーい、えび。

えびのたわごと

にわかファンはダメなこと?

連日W杯関連の投稿になるが、最近、日本の友達がSNSに投稿している内容で少し気になることがあった。

 

というのも、『自分はにわかファンだけど、W杯とても感動した』とか『ガチ勢じゃないけど誰々がすごかったと思う』という感じのものが散見されることだ。

 

「にわか」であることを恥じる、あるいは予防線を張る様な感じになっており、あたかも素人は軽々しく感想を言ってはいけないかのような空気があるようだ。しかし、果たしてそれは健全なことだろうか。

 

僕はある1点さえ守っていれば素人が自由に感想を述べるのは決して悪いことではないと思う。

 

守るべき1点とは、誰かを批判したり傷つけたりしないことである。

 

繰り返すがこの点だけは絶対に守られなければならない。なぜなら、中途半端にしか理解していない人間がそれを一生懸命やっている人たちを批判することほど不快なことはないからだ。

 

だがその点さえ守れば、別に卑屈に思う必要などない。むしろ、4年に1度のW杯のようにコア層以外にも届く機会なんてそうあることではないし、盛り上がれば盛り上がるだけ良いはずなのだ。

 

にわかだと言って批判したり揚げ足を取ったりバカにしたりするのは、他の人よりも多少知っていて、そのことを自慢してマウントを取りたい中途半端層だけである。

 

スポーツであれ芸術であれ、基本的には大多数の素人がまずあって、その中から玄人になろうとうする人が一定数出てきて、そこからその文化の成熟が生まれるのだ。

 

本当にその文化のことを思っている人であれば、これを理解している。にわかファンの人たちが一試合ごとにやれ嬉しい、やれ悲しいといっているのを見ても当然不愉快になることなどない。なぜなら、そういうものだと始まる前から分かっているからだ。

 

 

と小難しい理屈を書き連ねたが、要するに僕が言いたいのは、見えない誰かの批判に怯えることなく

嬉しい!

感動した!

とお互いが言い合えるようなシンプルな世の中になってほしいよねということである。